就職の知識>「自分」という商品を売り込みましょう

あるレコード会社の採用担当者曰く、
「面接の時に、『音楽が大好きなんです』って言う学生さんが
多いんだよね。そんなの、大前提じゃない？」
また、翻訳プロジェクトを扱うある企業の面接官は
「将来は翻訳者になりたいっていう人は、
しばらくうちの会社に勤めたらすぐに辞めて、
フリーの翻訳者になってしまうから、採用したくない」のだとか。

大切なのは、会社であなたが何をしたいのかということより、
その会社のためにあなたは何ができるのか、ということ。
企業にとって人材採用は大きな出費です。
あなたはそれに見合う魅力ある商品である、ということを
アピールしなければなりません。

まず、自分の長所をリストアップしてみましょう。
そして、その長所によってその企業にどのような
貢献ができるのか、できるだけ具体的に説明してみてください。
そのためには、インターネットなどを使って
企業の事業、組織、商品などを調べる必要があるでしょう。
また長所というのは、諸刃の剣になり得ます。
例えば、決断力がある、という長所は見方を変えると、
慎重さに欠ける性格なのかもしれませんね。
このように、長所の由来する性格を自己分析し、
それが弱点となりうる場合を想定し、
その対策も提案できるように用意しておけば、
痛いところを突く質問をされても、
うまく対応する指針になるかもしれません。